燈台の都(ポイニキア)とバルトライン帝国の戦争は15日目を迎え、膠着状態が続いていた。ポイニキアと同盟を結ぶ海の都(ヴェネディック)共和国からの援軍なしにポイニキアの勝利を決定づけることはできない――そう考えたマフムートはキュロスの助けを借りてヴェネディックへ向かうことを決意する。一方、帝国兵に対して完璧な守りを固めていたポイニキアの大城壁に降伏の旗を掲げた一隻の船が現れる。